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リウマチ内科

■ リウマチ内科

普通の生活や仕事ができるように

・豊富な治療経験をもとに適切な診断と治療を行います。

・最新の治療法や治験などの情報を提供致します。

関節リウマチなどの自己免疫疾患(膠原病)、痛風、アレルギー疾患などの診療を行っています。これらの疾患では的確な
病状の把握をもとに実情に即した方針を立て、長期間にわたる治療を行う必要があります。適切な診療情報を提供すること
により、不安無く最良の治療を受けていただき、普通の生活や仕事ができるように努めています。

<ドクターからの一言>

自己免疫疾患(膠原病)は、本来なら病原体などの敵と戦って自分の身を守るべき“免疫”が、自分の体を敵と見誤って攻撃
して壊してしまう厄介な病気です。病気(症状)は体のどこが攻撃対象になってしまうかによります。たとえば、関節リウマチ
では関節が攻撃対象となり、炎症が続いて関節が壊されていきます。したがって、壊れないうちに早く診断して、早く治療を
開始することがとても重要です。
関節リウマチの治療は近年大きく進歩し、発症早期であれば病気を完全に抑えて骨や関節の破壊を止めることができるよう
になりました。また、骨や関節の障害が進行してしまった方においても、“どこも腫れていない(炎症の消失)”という状態にま
では改善できます。さらには壊れた骨の修復も軽度なら可能になってきました。年齢、性別、罹病期間、前治療の内容は無
関係です。

   80歳の方をアクテムラ®で3年間治療した経過です。侵食された骨が修復されています。
Mod Rheumatol. 2014 Nov;24(6):1028-9.

治験や市販後調査も数多く手がけており、それらの経験をもとに当科ではさらに工夫を重ねてより優れた治療成績を達成し
ています。
一番大切なことは治療の邪魔物を除いて、「関節リウマチ以外は悪いところは無い」ようにすることです。慢性感染症(歯周
病、慢性副鼻腔炎、痔瘻など)やその他の合併症もそれぞれ適切な医療機関で治療を受けて頂きます。体重も標準体重を
目指します。喫煙している方には減煙ではなく“完全禁煙”して頂きます。これらは治療前も治療中も重要です。こうすること
によって薬は本来の効果を発揮することができるとともに有害事象を減らせます。

当科でアクテムラ®を最近開始した当科でアクテムラ® を最近開始した36名の方の治療経過です。DAS28ESRは関節リウマチの病勢を示すスコアで高い程悪く、2.60未満が寛解と定義されています。治療開始から平均1 ヶ月で寛解基準に到達し、さらに改善しています。腫脹関節数(平均値)も速やかに減って5 ヶ月後にはほぼ0になっています。無効の方はいません。
東北地方で行われた大規模臨床調査では、治療開始から6ヶ月以内に腫脹関節数を1以下に抑えて寛解を維持すると、長期間骨破壊が進行しないことが示されています。 Mod Rheumatol. 2016;26(6):828-835.

関節リウマチ以外の膠原病やアレルギー疾患の治療ではステロイド、免疫抑制剤、抗アレルギー剤、補助療法を適切に組み合わせることにより、病気の再燃を抑えて長期寛解の維持を図っています。また、当科は痛風協力医療機関となっております。

<外来について>

予約制です。

   月  火 水  木  金  土 
 午前9:00~11:30   平林   平林   平林   平林   平林
 午後1:00~3:00  ―   平林   平林  ―  ―  ―

・受付は8:30開始。
・第4土曜日は病院全科が休診、月曜日は東北大学病院で診療しているため不在です。
・予約枠内は原則先着順ですが、状況により前後することがございます。
・予約無しの受診はお避け下さい。(予約の方の最後になり待ち時間が長くなります。)
・予約枠に受診できなくなった時は、予約変更を承りますのであらかじめ電話でご連絡下さい。
(診療開始の9時および13時前後は混み合いますのでお避け下さい。また、”すっぽかし”はしないようにお願いします。)

<新患の方へ>

あらかじめ電話にて予約をお取り下さい。 TEL:022-257-0231
他の医療機関にかかっていて、それと同じ病名で当科に受診する場合は、その医療機関からの診療情報提供書(紹介状)を持参して下さい。(例:他医にて関節リウマチの治療をすでに受けているにも関わらず、担当医に無断で当科を受診することはご遠慮下さい。)

<喫煙されている方へ>

タバコは各種癌、脳卒中、心筋梗塞、COPDをはじめ関節リウマチなどの原因ともなり、「万病の元」です。さらに、タバコは薬の効果を減殺するため治療の大きな障害となります。「完全禁煙」は治療の重要な第一歩であり、何よりもご自身の治療と健康のためです。当科で診療を受けられる方には「完全禁煙」をお約束して頂いております。自力で禁煙が困難な方には当院内科の禁煙外来を紹介しております。(「何があってもタバコは続ける」という方の診療はお引き受けできません。)


・平林泰彦(ひらばやし やすひこ)
 医学博士
 日本内科学会 総合内科専門医
 日本内科学会 総合内科専門医
 日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医・評議員
 日本臨床薬理学会 指導医
(経歴)
 昭和61年、東北大学医学部卒。
 平成4年、東北大学医学部大学院卒。
 平成4~7年、米国タフツ大学医学部生化学教室
 平成7~8年、東北労災病院リウマチ膠原病科
 平成8~20年、東北大学病院血液免疫科
 平成20年~光ヶ丘スペルマン病院リウマチ内科
(著書・論文)
1. Hirabayashi Y., et al. Clinical efficacy of tocilizumab in patients with active rheumatoid arthritis in real clinical
  practice. Rheumatol Int 30:1041-8, 2009.
2. McLaughlin M., Alloza I, Quoc HP, Scott CJ, Hirabayashi Y, and Vandenbroeck K. Inhibition of secretion of
  interleukin (IL)-12/IL-23 family cytokines by 4-trifluoromethyl-celecoxib is coupled to degradation via the
  endoplasmic reticulum stress protein HERP. J Biol Chem. 285:6960-6969, 2010.
3. Hirabayashi Y., et al. The endoplasmic reticulum stress-inducible protein, Herp, is a potential triggering antigen for
  anti-DNA response. J Immunol. 184:3276-3286, 2010.
4. Hirabayashi Y, et al. Clinical efficacy of tocilizumab in patients with active rheumatoid arthritis in real clinical
  practice. Rheumatol Int. 30:1041-8, 2010.
5. Oka Y, Hirabayashi Y, et al. A single-stranded DNA-cross-reactive immunogenic epitope of human
  homocysteine-inducible endoplasmic reticulum protein. Scand J Immunol. 74:296-303, 2011.
6. Hirabayashi Y. Chapter 3: The role of tocilizumab in the treatment of rheumatoid arthritis in “Rheumatoid
  Arthritis –Treatment” edited by Lemmey AB. InTech open access publisher. Rijeka, Croatia. (2011).
7. Hirabayashi Y. Chapter 3: Cell death and anti-DNA antibodies. “Apoptosis and Medicine” edited by Ntuli T. InTech
  open access company. Rijeka, Croatia. (2012).
8. Hirabayashi Y, et al. ; Michinoku Tocilizumab Study Group. The DAS28-ESR cutoff value necessary to achieve
  remission under the new Boolean-based remission criteria in patients receiving tocilizumab. Clin Rheumatol.
  32(1):123-127, 2013.
9. Watanabe R, Hirabayashi Y, et al. Dramatic radiographic repair by tocilizumab in a very elderly patient with
  rheumatoid arthritis. Mod Rheumatol. Nov;24(6):1028-9, 2014.
10. Nishimoto N, Amano K, Hirabayashi Y, et al. Drug free remission/low disease activity after cessation of
   tocilizumab (Actemra) monotherapy (DREAM) study. Mod Rheumatol. 2014 Jan;24(1):17-25.
11. Nishimoto N, Amano K, Hirabayashi Y, et al. Retreatment efficacy and safety of tocilizumab in patients with
   rheumatoid arthritis in recurrence (RESTORE) study. Mod Rheumatol. 2014 Jan;24(1):26-32.
12. Ogata A, Atsumi T, Fukuda T, Hirabayashi Y, et al. Results of switching from intravenous to subcutaneous
   tocilizumab monotherapy in patients with rheumatoid arthritis: Extension of the MUSASHI study. Arthritis Care
  Res(Hoboken). 2015 Oct;67(10):1354-62.
13. Hirabayashi Y, et al. ; Michinoku Tocilizumab Study Group. Clinical and structural remission rates increased
   annually and radiographic progression was continuously inhibited during a 3-year administration of tocilizumab
   in patients with rheumatoid arthritis: A multi-center, prospective cohort study by the Michinoku Tocilizumab
   Study Group. Mod Rheumatol. 2016;26(6):828-835.
14.平林泰彦
  高度肺病変を有する活動性RAに対しトシリズマブで治療しえた2症例
  臨床リウマチ. 23(3), p201-206, 2011.
15. 山本一彦、三森経世、篠原聡、平林泰彦、仲地真一郎
  座談会:生物学的製剤を中心とした治療と副作用対策.
  日本内科学会雑誌. 100(10), p2998-3017, 2011.
16. 平林泰彦
  サイトカインを標的とした治療:IL-6
  最新医学. 66(2), p215 -220, 2011.
17. 平林泰彦
  抗dsDNA抗体の産生機序
  臨床リウマチ. 24(2), p153-155, 2012.
18. 平林泰彦
  IL-6標的治療薬
  アレルギーの臨床. 32(13), p31-35, 2012.
19. 平林泰彦
  小胞体ストレスと抗DNA抗体産生
  臨床免疫・アレルギー科. 59(4), p523-527, 2013.
20. 平林泰彦
  関節リウマチによる骨関節破壊に対するトシリズマブの抑制効果について
  臨床リウマチ. 25(4), p242-248, 2013.
21. 平林泰彦
  関節リウマチと歯周病
  宮歯会報. 429(6), p14-15, 2013.
22. 平林泰彦
  抗DNA抗体によるIL-1β産生誘導
  リウマチ科. 51(4), p449-453, 2014.
23. 平林泰彦
  関節リウマチと歯周病
  日本歯科医師会雑誌. 67(3), p197-206, 2014.
24. 平林泰彦
  真菌性関節炎 スピロヘータ関節炎 ウイルス感染と関節炎
  リウマチ病学テキスト 改訂第2版(日本リウマチ財団,日本リウマチ学会)
  • パストラスケア
  • ボランティア
  • 当院は公益財団法人日本医療機能評価機構認定病院です。