【診療情報管理室】 インフォメーション⑤

こんにちは。診療情報管理室です!

昨年の8月、ブログに診療情報管理室がおこなっている「がん登録」のお話を載せましたが、今回も引き続き「がん登録」のお話です。

わたしたちがおこなっている全国がん登録の情報から、毎年どのくらいの数のがんが新たに診断されているか(罹患数)、がんと診断された人がその後どのくらいの割合で生存しているか(生存率)などが分かります。

宮城県がん登録平成30年(2018年)の集計では、がんと診断された患者さんの数は、女性が増加傾向、男性は2年連続で減少しているという結果になりました。がんの部位では、男性の1位が大腸(上皮内がん※を含む)、女性の1位は乳房です。このように、自分の住む地域のがん情報まで知ることができます。

(※上皮内がんとは、臓器を覆っている上皮の内側にとどまっている早期のがん)

また、検診(がん検診、健康診断、人間ドック)で発見されたがんの割合で、最も高いのは子宮頸部の45.2%、最も低いのは肺の20.1%でした。今後、多くの方が検診を受けることで早期に発見されるがんの割合が増え、がんによる死亡の減少につながることが期待されています。ぜひ皆さま、積極的に検診を受けましょう!!