こんにちは、初めまして「NST・褥瘡対策委員会」です。
夏の間は猛暑が続き秋はもう訪れないのではと心配していましたが、肌寒さを感じ心身が温まる食事が恋しい季節の到来です。
NST・褥瘡対策委員会では9月17日(火)に全体研修会として、公益財団法人 仙台市医療センター 仙台オープン病院の土屋誉院長を講師としてお招きし、「生きるために必要な亜鉛」と題して興味ある内容のお話をしていただきました。会場は満席となり、準備した椅子が足りないほど盛況でした。
当院とオープン病院はともに宮城野区を支える医療機関であり、病院横断的に各職種同士が話し合い、医療の質をあげるための取り組みを行っています。今回土屋先生にお話頂いた亜鉛については、介護度やフレイリティにも相関関係があることを教えて頂きました。わかりやすく言い換えると、“亜鉛が低い人は活気が乏しい人が多い”ということです。
当院は慢性期救急を中心とした患者様が多く入院されており、自宅やもとの施設に戻るための身体機能、精神機能の維持が重要です。そのため食事摂取力の維持強化、栄養にも力を入れておりますが、今後は栄養素のひとつである亜鉛にも着目して、栄養の観点からも患者のみなさまの健康を支えて参りたいとおもいます。
【参加者からの感想を一部紹介】
・元気でいるための縁の下の力持ちのような物質だと、わかりやすい貴重な講演
だった。当院で亜鉛の処方をしてもらい今後も継続していこうと強く思った。
・定期的に亜鉛を測定し、亜鉛欠乏にならないよう補給していきたい。
・勉強会に参加し、実際に亜鉛を飲み始めた。
・末永く元気に働けるよう亜鉛を摂って老化予防をしていこうと思った。
・身体の機能にとって重要な役割を果たしていることを学んだ、欠乏症の予防を
していきたい。
など亜鉛の具体的な必要性を学び、摂取し始めた声は数件ありました。
今後も病院職員としてNST・褥瘡関連の知識を広げられるような研修会を企画してまいります。