患者さんを守るために・・・

病院など、不特定多数の人々が出入りする施設は特定防火対象物に指定されており、年に2回以上の消火・避難訓練の実施が義務付けられています。災害発生時に現場で混乱しないように患者さんの命を守れるよう訓練をしています。

当院では、6/10(月)に各部署の職員約30人が参加し消火訓練を行いました。今年は新入職の方も多く参加し、真剣に訓練を行っていました。

万が一病院で火事になったら?避難経路はあらかじめどのようなルートか職員が熟知していなければなりません。次に自力避難できる方、補助が必要な方・寝たきりの方がどのくらいいるのか、を把握しておく必要があります。

まずは、初期消火で火を最小限に抑えるために、消火器の使い方を知らなければなりません。今回は、水消火器を使用しての消火訓練を実施しました。「どのように消火器を持てばいいのか?」「火元のどこを狙えばいいのか?」など、実際に行ってみるとわからないこともあります。

 

 

 

 

 

次に、屋内消火栓を開け、消火ホースを伸ばし、大量の水を噴射する訓練では、放水時の水圧が思ったより強く、女性は二人一組で行いました。経験しておくことが、いざという時、気持ちに余裕をもたらし、適切に対応できるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

病院の防災対策は、患者さんと職員、地域の皆さんの安全を守るために欠かせません。適切な訓練を行い、火災時の対応を確実にすることが大切であると改めて感じました。