当院では、急性期治療後のリハビリ、在宅復帰に向けた医療や支援を一層充実させるため、平成26年より地域包括ケア病床を開設しました。
地域包括ケア病床とは
急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんに対して、住み慣れたご自宅や介護施設への復帰支援を医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、管理栄養士、社会福祉士などが協力して行う病床です。 本来、一般病床で症状が安定すると、早期退院していただくことになっています。しかし、在宅での療養に不安があり、もう少し経過観察が必要な患者さん、在宅復帰に向けて積極的なリハビリが必要な患者さんなどの為に、当院では「地域包括ケア病床」を準備し、安心して退院していただけるよう支援をしています。どんな場合に入院になるの?
一般病床より地域包括ケア病床に転床していただく場合は、主治医が判断し患者さん・ご家族に提案させていただきます。ご了解いただいた場合は地域包括ケア病床へ移動し継続入院となります。
「対象となる患者さんは」・・・
- 当院にてもう少し経過観察が必要になる方
- 在宅復帰へ向けて積極的なリハビリが必要になる方
- 在宅での療養準備が必要な方
入院から退院まで
入院費について
地域包括ケア病床に入院された場合、リハビリテーション・投薬料(例外あり)・処置料・検査料・画像診断料・入院基本料のほとんどが定額料金となっています。
前期高齢者(70~74歳)、後期高齢者(75歳以上)の方は、月の医療費の上限が定められているため、負担額は一般病床利用時と概ね変わりありません。